今日は、ATFについて、解説しますね
まず、ATFとは??
オートマチック・トランスミッション・フルードの、頭文字でATFなんですね
えっ??フルード??オイルじゃないのって思いませんか?
そう、フルードなんです
じゃ、フルードって何?????
他にフルードって聞いた事ないですか??
ブレーキフルードって聞いたことあるよね
よく、ブレーキ油って言うけど、正式名称は、ブレーキフルードなんですね
フルードとオイルの違いは??
オイルって、なんですか??
そう、”潤滑油”ですね
じゃ、フルードは・・・・・・・
”作動油”なんですね
エンジンやMTミッションや、デフのように、潤滑が目的な油を、”潤滑油”って言うのね
ブレーキや、ATミッションやCVTのように、油で力を伝えたり、作動させる目的の物を、”作動油”って言うんだよ
まぁ、フルードをオイルって行っても間違いじゃないけど、目的別で、呼び分けてるだけなんですね
ただそれだけw
さぁ、本題に入りましょ~☆彡
ATFの主なお仕事は
動力の伝達
コントロールバルブの作動
潤滑
冷却
こんな感じですね
動力の伝達とは?
前回のミッション講座(9)AT編で書いたけど
トルクコンバーターって、MTのクラッチのようなものなんですね
停車時から、半クラッチを使って、きちんと繋ぐまでの操作を、変わりにしてくれるパーツでしたよね
そのトルクコンバーター内で、エンジンの駆動をミッションに伝えるんですね
コントロールバルブの作動とは?
これも前回のミッション講座(9)AT編の細い迷路のような回路を通って
油圧制御して、ミッションを変えてくれるんですね
潤滑
MTよりも、複雑で、多数のベアリングや、クラッチ、ブレーキが入ってるのは、前回説明しましたよね
それらを潤滑もしないといけないんだよね
冷却
こんなに、複雑な機構が、コンパクトにまとめられ、車のお腹の下に収められてるんで
冷却しないと、ものすごく発熱しちゃうんだよ
オイルって言うのは、ある一定の温度を超えると、効果がなくなるんですね
フライパンのオイルも、熱し過ぎると、焦げちゃうでしょw
だから、MTにはないのに、ATには、オイルクーラー(ラジエーター内にパイプを通して、冷やしてるんだよ)
で、冷やしてるんですよね
↑こんな感じです
この全ての、仕事をしなければ、いけないATFって、過酷な条件で仕事してるでしょ
それなのに、無交換で良いんでしょうか?
オイルにこだわらなくって、いいんでしょうか??
その辺りは、また午後に続きます
じゃ、お昼休憩にしますネッ☆彡